ルネサスR-CarコンソーシアムにTuxeraが正式加盟

 

ヘルシンキ(フィンランド)、東京(日本)–2014年11月5日 –相互運用可能なファイルシステムおよびストリーミングソリューションのマーケットリーダーであるTuxeraは、高度な車載インフォテインメントシステム(IVI)の需要に対処すべく、ルネサス エレクトロニクス株式会社と今後の継続的な協力関係の構築を発表した。この協力の一環としてTuxeraは、ルネサスのR-Car SoCシリーズを強化推進する同社のR-Carコンソーシアムに正式パートナーとして加盟した。

 

世界トップクラスの自動車向け半導体プロバイダであるルネサスは、車載機器向け製品の開発において重要な役割を果たしている。同社の幅広い製品ラインアップは、オーディオ、ビデオ、画像の認識および処理を含む、3Dグラフィック機能といった最先端機能を搭載した幅広いソリューションを実現している。

 

「Tuxeraのファイルシステムは信頼性が高く、外付けや内部ストレージのどちらにおいても、高性能で読み込み/書き込み処理を実現し、フラッシュメモリのライフタイムへのオプティマイズも行われている。これは市場をリードする当社の製品に十分な付加価値をもたらすものである。当社は長期にわたり、自動車関連のTier1サプライヤー様と緊密な協力関係を構築しており、競争力の維持、市場投入までの時間削減に貢献してきている。」と、ルネサス エレクトロニクス株式会社 車載情報システム事業部、車載情報戦略部 部長、吉田正康氏は語った。

 

ルネサスのR-Carコンソーシアムは、次世代IVIソリューションの開発に焦点を当てており、自動車メーカーやTier1サプライヤー向けに、更に充実したサポート提供を推進している。ルネサスは、オペレーティング·システムおよびミドルウェア·ソフトウェアのプロバイダのみならず、システムインテグレータも含めた信頼できるパートナーとの国際的なネットワークを構築することにより、今後更にエコシステムを強化していく。

 

「多機能なスマートカーシステムは、土台となるハードウェアおよびソフトウェア·プラットフォームが年々複雑化している。その上、この業界は最新の技術革新に伴い、高性能・高信頼性を持続的に要求してくる。、当社はシステム全体の性能、信頼性、耐久性のみならず、相互運用性とコネクティビティ性の高まる要求に十分対応できる、堅牢なソフトウェアソリューションを提供していく。ルネサスは自動車市場における貴重なパートナーであり、ルネサスのR-Carコンソーシアムと今後の製品開発において当社の技術的な専門知識をもって貢献できることを誇りに思う。」と、Tuxeraのソフトウェアソリューションディレクター、久保田香苗氏は語った。