セーフティクリティカルな組み込みシステム向けの認定可能なネットワーキングスタック

Tuxera SafeTCPIPは、ISO 26262 ASIL(Automotive Safety Integrity Level)B規格に準拠する高度な組み込みTCP/IP v4ネットワークスタックであり、厳格な安全性と完全性が求められるシステム統合に最適で、IEC 61508やISO 62304をはじめとする規格にも対応します。

Tuxera SafeTCPIPが選ばれる理由

車載ソフトウェアの開発者は、ネットワークの品質を保証する目的で、安全製品や環境への統合に認証可能なTCP/IPスタックを必要とする場合があります コネクテッドカーや車載安全システムの業界標準ネットワークにはTCP/IPが利用されていますが、安全規格に準拠している市販の製品は少なく、一部の認定しか受けていない場合や、密接に統合されているのは特定のベンダーの開発システムやRTOSのみの場合もあります。

Tuxera SafeTCPIPは、ミッションクリティカルな環境が前提の自動車、産業用、医療アプリケーション向けにTuxeraが独自に設計したネットワーキングソフトウェアスタックです。ほぼすべての最新マイクロコントローラで、RTOSの有無に関係なく動作し、ネットワークスタックに必要なRTOSリソースを検証できるテストスイートも含まれています。

SafeTCPIPは、高い安全性とインテグリティが要求される車載系システムへの組み込みを前提に開発され、ISO 26262 Section 6に準拠しています。各ソフトウェアのライフサイクルに沿ったメンテナンスサポートもあります。メンテナンスや変更は、SafeTCPIPを統合するプロジェクトに依存することなく行われ、安全規格に合わせて、厳格に製品を検証できます。

このスタックは、ISO 26262-10で定義される一連のSEooC(Safety Element Out of Context)として構築され、完全なライフサイクルメンテナンスが可能な個別の安全保証プロジェクトとして提供できます。TCP/IPスタックを再利用できるため、長期的な安定性を確保し、開発コストを削減できます。

Tuxera SafeTCPIP

セーフティクリティカルな車載系システムにおける組み込みソフトウェアの再利用

Tuxeraは、安全性、品質、移植性に厳しい要件を持つシステム用にSEooC(Safety Element Out of Context)アプローチを用いて、再利用可能なソフトウェアコンポーネントを開発しています。

Tuxeraは、再利用可能なSEooCの構築に必要なプロセスと環境構築に多大な時間と労力をかけており、お客様が安全性開発のための完全なライフサイクルを構築しています。

1つ目の要素は、車載系システムで使用するSafeTCPIPネットワークスタックです。標準ISO 26262 Vモデルのプロセスは、今後のリリースで航空宇宙、産業用、医療機器などの分野で使用されている安全性と信頼性の規格にも対応します。

SEooCアプローチでは、お客様はスタックの構築と統合はTuxeraに任せ、ISO 26262規格に準拠するアプリケーションやプロジェクトの機能の開発に注力できるようになります

Tuxera SafeTCPIPモジュール

Tuxeraは、幅広いTCP/IPモジュールをサポートしています。安全規格に準拠したSafeTCPIPの次の主要コンポーネントがすでに構築されています。

ARP
イーサネットインターフェース
DHCP
ICMP
IGMP
IPv4
ソケット
TCP
UDP

Tuxera SafeTCPIPの入手方法

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